オンラインゲーム 『ラグナロクオンライン』の小説を書いています。 内容はBL系が多くなると思いますので、 ご理解頂けない方、嫌悪感がある方 などの拝見はお控下さいます様、 宜しくお願い申し上げます。 先に カテゴリ『初めに』をご覧になって下さい。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
最近、どうしてもなんだか小説が書けなくて
かなり無理矢理でしたが、六葉さんにいきなりリクを下さい!
と叫び、そんな唐突だったのにリクをくれましたw
ありがとう!
リクは宵闇のギルドに入ったイルシアとウォレスの事だったのですが
書いてるうちにイルシアの一人語りになってしまった…
でも、これでこの後にイルシアの話が書けるw
益々有難うっ 六葉さんっ
いい加減にイルシアも転生させないとな…って思っていたので
それに続く話になりました☆
何気にディルと同じ歳な分、皆が自分より年下ってのもあり、周りからきっと言われて
イルシアがシオン以外はちゃんと呼び捨てに出来る様になってます☆
シオンだけは、年齢関係無くまだ何となく怖くて出来てないっていう(爆)
六葉さんに捧げます!
今日は俺がこのギルドの年少組と留守番兼家事係りである。
ここの年少組であるイシュアやルティは見た目女の子の様であるせいか、妙に変なのに絡まれるというのもあり、ウォレスはまだ子供なので、この3人には出来るだけ大人が付きそうのがこのギルドの約束ごとでもある。
なので、こうして時折、この3人と共に家で掃除洗濯をして、料理を作る事があるのだが、正直、小さなモノが好きな俺としてはかなり和んでしまう時間でもある。
「イルシアさんがいてくれるから、今まで兄さんがいる時にしか出来なかったピザの生地が作れるし、力があるので、パンとか捏ねるのも助かります」
台の上で俺が今夜の夕食になるピザの生地を捏ねていると、それをお願いしてきたイシュアが嬉しそうに微笑んできた。
「確かにそうですね…イルシアさんはイクスさん達みたいに力強いし、こうして力いる作業だとボク達だけでは難しいですし、特にかなり高い所のモノとか届きませんし…」
「だよな~ いつもイルシアにーちゃんに助けて貰った事多いんだ
ボク、まだ背がちぃさいしさ…」
「いや…無駄に俺は背が高いし…力がケミなのにあるから…少しでもこうして役に立てたら嬉しい…」
ルティやウォレスも、今まで俺が結構コンプレックスでもあった事がとても必要だと褒めてくれたりして、時折恥ずかしくも嬉しかった。
他のギルド仲間達も、からかわれたりしながらも、褒めてくれたり励ましてくれたり…
初めて感じる嬉しくて恥ずかしい感覚…
そんな俺の心が分かっているのか、ウォレスは俺を見て嬉しそうに笑ってくれるのだった。
夕飯の支度も終わり、暖炉の薪も割って準備をして、それを皆で一部部屋へと運び、暖炉へと薪をくべる。
外は寒いが、暖炉の前は暖かいのもあって、ウォレス達最年少3人とクーリィ、それに俺のホムでもあるもふもふが仲良く遊んでいる。
それはなんとも愛らしく、俺の心を和ませてくれる…
そんな可愛いモノ達が揃って寝てしまうとそれは…正直どうしようもない位可愛くて仕方ないものになってしまっていた!
「まずい…本当に可愛い…写真とっちゃ駄目かな…」
「どうしたのだよ?イルシア?」
「っっっ!!!」
もふもふの柔らかい毛並みに顔を寄せる様にして、暖炉の前で疲れて眠ってしまった可愛いモノ達に、俺は思わずあまりの可愛さに喉を鳴らしてしまった時、不意にいきなり声を掛けられて悲鳴を上げそうな声を無理矢理押さえつける。
「ディ…ディルっっ」
「……これは……ゲイル…一緒に休んでいいのだよ…」
「キュィッ」
暖炉で眠っている可愛いモノ達を暫く黙って眺めていたディルは頭の上にいたホムのゲイルに声をかけると、ゲイルは小さく鳴いて、当たり前の様にもふもふの上に乗っかり、クーリィに寄り添う様に眠ってしまった。
「うむ…こんなに可愛いモノが一緒に寝てるというのは…なんともいいものだな」
「うん…癒される」
満足そうにその様子を眺めていたディルの言葉に、俺は小さく笑いながら頷く。
「お帰り…ディル
なんかあったかいの入れようか?」
「ああ…頼むのだよ」
俺の言葉にディルは頷き、暖かい部屋でマントを脱いで席に着き、俺はコーヒーを入れてディルに手渡す。
「なんとも和むな…やはりお前やウォレスくんがココに来てくれて良かったのだよ」
ふと呟かれた言葉に、俺は少し驚きながらディルに視線を向ける。
「そう…なのか…?」
「当たり前であろう?皆そう思っているよ
イルシアはケミであるが、戦闘力は高いし、皆を安心して任せられる。
それにウォレスくんだって、正直ルティやイシュアくんよりもずっと強いし、何かあっても対処出来る能力を持っている。
だが何より、こうして傍にいてくれるだけで落ち着くしな…
私は大切な親友とこうして家族となり、いつでもこうしてコーヒーを飲みながら語れる事が嬉しく思っている」
「…ディル…ありがとう…
俺…図体ばっかりデカくて…頭良くないし…ディルみたいに薬もうまく作れないから…こんな俺でも居場所があるって嬉しいって思う…」
実家から勘当される前から、頭の悪い俺は居場所が無くて、ずっとその場所を探して…
ウォレスがいていい場所を作ってくれて…そしてこうして家族が増えた事…
俺は今の幸せを改めてかみ締めて、ディルを真っ直ぐ見つめて
「ディル…俺…今まで目的も何も見出せなくてこうしてケミでいたけど…
出来ればウォレスをこれからもしっかりと護っていきたくて…強くなりたくて
でも、転生してしまったら、暫くウォレスを護れないから心配で出来ずにいたけど…
転生して、三次職を目指そうって思うんだ
今はもう、俺とウォレスだけじゃない
ちゃんと俺がそうなっている間でも安心して護ってくれる家族がいるから…」
「そうか…大丈夫だ
ちゃんとウォレスくんは私達が護ってみせるのだよ
何より…私もお前の転生した姿が見てみたいしな?いくらでも協力するのだよ」
そうはっきりと言ってくれたディルに俺は顔を赤くしながらも頷いて。
そんな時…
「あ~…さむーいっっ」
「ほんま今日は寒いなぁ~」
不意に玄関が賑やかになり、頬を赤くしたアルとリョウが入ってきて、その後ろからイクスとシオンさん、リジェクトも帰って来て、そっとディルは唇に指を触れさせると静かに促すと、言葉を飲み込んだ5人がそっと俺達が見ている方向へと近付く。
「なんや…この可愛すぎる状態は…」
「うん…すっごく和む…」
「…やっぱりイシュアはこうやって寝てる時も可愛いな?シオン?」
「……まぁな…俺達の息子だし当たり前だろう」
「………」
すっかり成長したもふもふの枕にウォレスとイシュアとルティ、そして寄り添う様に眠るクールィーとゲイル…
その様子を見たリョウとアルは顔を輝かせながら、その愛らしい様子を見つめて、イクスとシオンさんは無表情であるが、すっかり熟睡しているイシュアをちゃっかりスクリーンショットを撮って(なんだかんだとこの二人は弟っていうか、物凄い息子馬鹿だって気付いた)リジェクトは顔を真っ赤にして視線を逸らしていた…
うん…好きな子のこんな姿見たら、男としては可愛くてそうなるよな…
俺はすっかり年少組と動物達に和んでいる皆にコーヒーをそれぞれ好みで入れてから、そこで寝ている子達と一緒に作ったお菓子をテーブルへと出す。
「あのさ…皆…
今、ディルにも話していたんだけど…俺…転生して三次職目指そうって思うんだ…」
やっと一緒になった、心から信頼出来る家族に向かって俺は自分の考えていた事を話すのであった。
ここが俺の帰る場所…
そして護りたい大切な人達
だから俺はこれから、もっと強くなる…
皆と共に並び、共に大切な人達を護る為に…
そして…一番最愛のウォレスを…この先ずっと護れる様に…
COMMENT
No Title
そしてシオンだけ「さん」付けwww
リクと言われた時は書いて欲しい話が沢山あったけど、それって、こっちが最終回書かないと書けないモノばっかで。思い付いたのがギルドにウォレスは兎も角、イルシアは馴染んでいるのかなー?だったので良かったです。有難うございました!!転生頑張れ、イルシア!ヴァルキリー前の迷路は泣ける……
六葉様
こちらこそいきなりのリク、答えて下さって有難うございました☆
少々リク頂いた内容と違ってしまった気がして申し訳ないと思っていたのですが、
こちらで大丈夫だったでしょうか?
イルシアも、皆をちゃんと呼び捨てに出来る様になっても、まだシオンはちょっと怖いっていう(笑)
ここの大人メンバーはきっとこのちっちゃいモノのおねんねな状態を写真を撮った事でしょうw
皆を癒しまくるちっちゃいモノ達の寝姿…
皆萌てしまえばいいww
そのまま夜まで起きなければ、きっとイクス達はイシュアを抱き上げて連れていってくれるだろうな♪とか妄想してしまいましたw
ヴァルキリーの前で…イルシアは皆のギルドチャットの声に励まされつつきっと頑張ってクリアして転生する事でしょうb
次に繋がる話が出来たので、良かったです☆
本当に有難うございましたw