オンラインゲーム 『ラグナロクオンライン』の小説を書いています。 内容はBL系が多くなると思いますので、 ご理解頂けない方、嫌悪感がある方 などの拝見はお控下さいます様、 宜しくお願い申し上げます。 先に カテゴリ『初めに』をご覧になって下さい。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
以前六葉さんが書いて下さったお話…
ライと双月との血痕式のお話の中で、ライが双月に結婚式を皆を呼んでしよう!
みたいなシーンがあるのですが
その結婚式の時の話がどんなになるのか…
以前六葉さんとそんな話をした様なしてない様な…
と思いつつ、ノリと趣味だけで
ライと双月が親しい人達を読んで人前式をするって話を書いちゃいましたw
いやぁ…あまりの忙しさにえらい時間かかってしまった…
そしてこれからもっと忙しくなるのが決定してるので
どこでSSとかを書く暇を見つけるか悩みどころです(泣)
ライ×双月の結婚式話
イクス達宵闇の銘酒や、ディルの両親やら、アサギルドのギルメンに
ウォレス達やレイジェルも久々出て、結構オールスター状態になってしまいました(笑)
こちらはかなり強引的で無理矢理ですが
六葉さんに捧げます!
↓
「イクス…俺達も人前式を今度しよう。お前のウェディング姿が見たくなった」
「はぁ!?何言ってやがるっ」
「血痕式はしたが、結婚式はしてないからな。こんな風にするのもいいと思うんだが」
「その時はおれ、頑張って大きなケーキ作ります!
ドレスも…リディさんにお願いして一緒に作りますっ」
「イシュアっ お前までっ」
それぞれ思い思いの場所で過ごしていた時、いきなりのシオンの発言にイクスが驚き飲んでいたシャンパンを吹き出しそうになるが、それに嬉しそうに同意したイシュアの頭を、よく言ったと珍しくもシオンが上機嫌で撫でてやる。
「はぁ…そりゃあまぁな…この面子でだったら…まぁ…お前がしてぇならいいけどさ…
そん時はまた、お前が歌ってくれるか?イシュア?」
上機嫌のシオンに、嬉しそうなイシュアの姿に深い溜息を付いたイクスは観念した様に両手を軽く上げて、すぐ目の前にいるイシュアの脇に手を入れるとそのまま抱き上げ自分の膝に乗せてから尋ねる。
「うんっ。おれなんかで良ければ、いつだって歌うよ!
兄さんとシオンさん…ママとパパの結婚式だったら…おれ、心を込めて歌うからっ」
「本当にお前は可愛いなwそれに今日の姿も良く似合ってる。
はぁ…そん時が来たらイシュアもドレスなのかなぁ…」
「?」
「………オレが着るわけねぇだろうが…」
「確かに見たくないな……」
イクスの問いに、イシュアは頬を赤らめながら嬉しそうに答え、そんな愛らしい笑顔を向けるイシュアを抱きしめながら、ウェディングドレスを連想しそうな白い天使の様な衣装を眺め、ちらりと傍で酒を飲むリジェクトを見て。
不思議そうに首を傾げるイシュアだが、視線が意味する事を理解したリジェクトは顔を赤らめながら小さく呟き、シオンは真顔で同意して…
「双月って普段はそう思わなかったけど、結構美人だったんだねぇ」
「そうやなぁ。ホンマによぉドレスが似合うとった…けど…」
「けど…?」
ライと双月がディルの両親であるリディとミコトと話しているのを少し離れて眺めながら、並んだ豪華な食事をつまみつつ、アルはじっと見つめながら呟き。
その隣でやはり食事を口に運んでいたリョウは同意はするが、言葉を思わず止めてしまい、不思議そうにアルはそんなリョウを覗き込む。
「リョウにーちゃんはねっ アルにーちゃんの方がドレス似合うって!」
「ウォ ウォレスっ!?」
「っっ!!」
顔を赤くしたまま言葉を紡げないでいるリョウに代わり、その目の前に席にいきなり現れたウォレスが元気よく答えると、リョウは真っ赤になり慌ててその名前を呼び、全く思わなかった言葉にアルもまた、顔を赤くして言葉を失ってしまい。
「あり?違った?」
「あ…なんだ…違うのか…」
「ち…ちち…違わ…へんっっ!」
黙ったままのリョウに首を傾げて尋ねるウォレスに、アルは赤くなりながらも少々残念そうに呟き、それが耳に入ったリョウは茹蛸の様に真っ赤になりながらもバッと顔を上げ、アルに向き直り。
「双月はんも綺麗やけど、わいは…アルの方が一番綺麗やと思うんやっ!
だからっ…その…ドレス作ったらっ…わいと…こうして…けっ…けっ…けけっ…っ…結婚式…して…くれへんっ…かっっ?」
「リョっ…リョウっ!?」
「お~~っっ とうとうリョウにーちゃんが言ったっ」
顔から耳から手まで真っ赤にしながらもリョウはアルの手を握り締め、言葉を噛みながらも一気にアルに告白をして、まさかの言葉に更にアルも顔を赤くしながら目を見開き。
そんな二人を目の前で見ながら両手をぱちぱちと叩きながらウォレスは囃し立てて。
「リョウが…見たいっていうなら…ボク いいよ?」
「おおっ!アルにーちゃんからもオッケーが出ましたっ」
「こら…ウォレス…二人の邪魔しちゃダメだよ…」
「いいっ!すんごく恥ずかしいからイルシアも一緒にいてっ!」
「う…うん…」
リョウに答えるアルの様子を見ていたウォレスは実況中継を始めてしまい、それを制する為に来たイルシアはウォレスを抱えてどこかに行こうとするが、真っ赤になったアルはイルシア達を見る事無くも声を荒げて言い放ち、イルシアは戸惑いながらもその場へ座り。
「二人の結婚式だったら、ボクがケーキ作ろうかなぁ。やっぱりいちごが一杯乗ってる方がいいよねっ」
「そうだな…その時はいちごは俺が取ってくる」
「さっすがイルシアにーちゃんっ。勿論にーちゃんには特別に作ってやるからなっ」
「…俺は……ウォレスが傍にいてくれたら…それで十分嬉しい…」
「…そっかっ。ボクもにーちゃんと一緒にいられるの嬉しいぞっ」
「ウォレス…ずっと傍にいてくれたら…俺は嬉しい…」
「ボクもにーちゃんとずっと一緒にいたいぞっ」
互いに手に握り合いながら見つめあっている(というか固まっている)二人を眺めながら会話するイルシアとウォレスはお互いになんだか会話が若干噛み合わないが結局幸せであったのである。
「ディルさん はいっ!鶏肉のソテーがあったから取ってきましたよ?」
「あぁ、有難うなのだよ ルティ」
ゆっくりと席にてカクテルを飲んでいたディルの元へ用意されたご馳走の中からディルが好きな鶏肉をチョイスして皿に入れて持って来たルティは、笑顔でその皿を差し出し、ディルもやはりその笑顔に釣られ笑いながら受け取る。
「双月さん 本当に女性の方みたいですよね。
さすがリディお義母さんのお化粧とドレスです」
「まぁ確かに…でも…ルティの今の恰好も天使の様で可愛いのだよ」
「え…?」
双月達の方を見ながら憧れの瞳を向けるルティの言葉に、ディルはちらりとルティを見て呟き、その言葉に思わず目を丸くする。
「雪の様な髪に白い天使の様な服…こればかりは母さんはよくルティの事を分かって作っていると思うのだ。可愛いし…何よりとても美人なのだよ?ルティ」
「…あ あう…ありがとう ございます……」
あまりにものディルのストレートな物言いにルティは真っ赤になって思わず俯いてしまう。
「まぁいずれ…歌い手の恰好では無く、本物のドレスを着て貰うつもりなのだが…」
「っ!?そ それって………ボクが…いつかディルさんのお嫁さんになるって…コト…ですか…?」
「ルティ以外誰が私の花嫁となると?」
「ボ ボク以外はいやですっっ」
「勿論私もお前に私以外の花婿は嫌なのだよ?私の可愛いルティ?」
「ボクだって…ディルさん以外の花婿なんて…いやですからね?」
どこまでも甘い甘いこの二人は、お互いに見詰め合い笑いながら、その時間を楽しむのであった…
「中々に…スーツなんてモンは着慣れないから…なんか恥ずかしいな…」
「そう?とても似合ってるわ?レイジェルさん?」
襟元のネクタイを緩めながらキツそうにするレイジェルを軽く小首を傾げながらシノは素直な感想の口にして。
「……シノさんに言われると…なんつーか…恥ずかしいけど…嬉しいもんだな…
でも、シノさんも今日のドレス良く似合ってる…」
「……恥ずかしいから…あまり見ないで…その…ありがとうございます…」
素直に伝えてくるシノの言葉にレイジェルは顔を赤らめつつ、照れた様に頭を掻いき、そのまま視線をシノの方へ向けると、淡い水色のマーメードラインのドレスを身に着け、太腿から大胆にスリットが入っているその姿は、いつもの黒豹とも言われる暗殺者の姿は全く想像出来ぬ美しく、そして麗しい姿であり、赤くなりながらも嬉しそうに微笑みながらレイジェルが褒めると、今度はシノの方が赤くなり視線を俯かせながらも、小さく礼を言って。
「…今度は……シノさんに…白いドレスを着て貰いたいな……きっと…いや、絶対に似合うだろうから……」
「……え…?」
顔を赤らめたまま視線を少しだけ空へと向けて、まるで一人毎の様にレイジェルから呟かれた言葉にシノは思わず言葉を失う。
「……その…こんな場所で言うべきではないのかもしれないけど……
次はシノさんにウェディングドレスを着て貰いたい…
今すぐとは言わない…でも…近い将来に…この俺の花嫁として……」
「レ…レイジェルさんっ…」
「貴女に告白する時に告げた言葉に今でも嘘偽りは無い。
そしてあの時よりも俺はずっと貴女を愛してる。
だからどうか…その証としてこれを受け取って欲しい。
情けない男かもしれないが…必ず俺は貴女と、そして貴女を大事を思う皆を、貴女が大切にしたい皆を共に愛し、守っていきたい…
俺は力では無くて、その技術でだけれども…」
そう顔を赤くしながらも真剣にレイジェルは箱に入ったダイヤを加工したエンゲージリングを差し出す。
「愛しています…シノさん…どうぞ…貴女を愛する男の誓いを受け取って下さい」
「レイジェル…さんっ…ありがとう…ございます……」
美しい瞳に涙を浮かべながらも、シノは言葉に詰まりつつその箱に入った指輪を受け取り…
「きゃーwシノったらwよかったわねっ」
「レイジェル やっとこれでお前も幸せになれるのだなっ」
二人きりな世界を作っていたそこに黄色い悲鳴を上げながら抱き着いてきたリディと、レイジェルの背中を叩きながらミコトまで現れ。
「素敵なドレスを仕立てないとねwどんなのがいいかしらっ」
「勿論タキシードも承るのだよっ」
「ふっ…二人ともっ!早いわよっっ」
「折角のプロポーズをお前らっっ」
楽しげに先の話をするリディとミコトに、シノもレイジェルも真っ赤になりながら声を上げて。
そんな様子を離れた場所でシオンが睨みつけていたというのは言うまでもあるまい…
「良かった…お母様…これで幸せにやっとなれるのですね…」
少しだけ離れた場所で二人の様子を見守っていたシズクは思わず目に涙を浮かべながらも微笑みながら胸の前で祈る様に両手を合わせて。
「良かったね シズク?もうシノは大丈夫だよ?きっと皆幸せになれる」
「琥珀さん…そうですねっ」
ぽんぽんと隣にいた琥珀に頭を撫でられたシズクは思わず驚くが、屈託ない笑顔を向けてくる琥珀に釣られる様に笑顔で頷く。
「でも、レイジェル…どうやってシオンと戦うかなぁ…」
「え…?」
ふと呟かれた言葉にシズクが驚いた様に琥珀を見上げる。
「だってシオン…本当に弱い相手には自分の大切な人を渡さないから、きっとレイジェルにもシオン戦いを挑むと思うんだよね。
多分勝ち負けってよりは、どれだけシノを大事に出来るかってのを図る意味もあるのかもだけど…」
「お兄様が…そんな事…」
シノとレイジェルを見ながら告げられた言葉に更にシズクは目を見開き、青ざめた様に顔を伏せて。
「でも俺は負ける気は無いよ?きっと俺の時はシオンかなり本気で来ると思う…
シオン程強くは無いけどさ、それでも俺は簡単に負けないし、その時までもっと強くなってるから安心していいよ?シズク?」
「え…?えぇっっ!?」
再び無邪気な笑顔をシズクへと向けながら、その頭を撫でてくる琥珀のあまりもまるで何事でもないかの様な、当たり前と言わんばかりのストレートな言葉に、シズクは一瞬思考が止まってしまい、そしてそれを理解した途端、耳まで顔を真っ赤にして自分の頬を両手で包み、思わず声を上げてたのであった……
「なんか皆幸せそうだな…」
一人皆から少し離れた席に座っていたアヤメはご馳走を食べながら、それぞれがやたらと賑わっている様子を遠くに眺めながら少々居心地の悪さを感じていた。
「この中だとボク浮いちゃう様な気もするし…あんまこの格好もなんだしな…
先に帰ろうかな…」
「それは同感だ。こんなにも愛らしいアヤメをこんな所で皆に晒すなど勿体ない」
「っ!?ちょっ…イージスっ!?なんでココにっっ」
黒の膝丈ワンピースに首元に白い羽飾りがついた、日焼けを全くしてない白く細い手足を露出した着慣れない服を着ている事に居心地の悪さを感じていたアヤメは、やたらとピンクオーラが出まくりな周りに気後れして、先に帰ろうかと一人ごちていた時にいきなり背後から声が掛り、そこにいた人物…イージスに驚いて腰を抜かしかけて。
「お前がこんな愛らしい格好をしている珍しい時に私が来ない筈が無いだろう?
うむ…アヤメ…やはりジェネの格好も良いが、その格好も可愛いな」
「なっっ…何言ってっっ」
自信満々に胸を張りストレートに言ってくるイージスにアヤメの顔はたちまち真っ赤になり、言葉を失い。
「私は他の連中の様にこんな場所でアヤメにプロポーズをしたりはせぬぞ?
だが、アヤメにもきっと真っ白なウエディングドレスが誰よりも似合うだろう。
必ず着ても貰うからな。返事は今すぐでも構わんぞ?」
「いっ…言ってるじゃなかっ!イージスっ!恥ずかしいからこんな場所でするなっっ」
「ならばこんな場所以外ならばいいと言う事だな!」
「そんな事言ってないっっ!」
アヤメの手を握り、真っ直ぐ目を見ながら自信に満ちた瞳で言葉を重ね笑みを浮かべるイージスに、耳まで真っ赤になったアヤメの叫び声が広場中に響いたのであった。
後から、つくづくエド兄さんがいなくて良かったと心から思ったアヤメがいたとか…
「全く…相談も無しでこんな事するなんて…」
「相談したら絶対にしなくていいって言うでしょ?双月って結構遠慮ばっかするし…」
二人きりで少し皆とは離れた席に腰を下ろした双月とライであったが、恥ずかしそうに文句を言う双月に向かって、ライは嬉しそうな笑顔のままで答え。
「まぁ 勝手にした事は申し訳ないとは思ってる。
でも…本当に双月をお嫁さんに迎えてさ…僕、凄く嬉しくてさ。
ずっとずっと好きだった相手だし、何より大好きな双月が皆に祝って貰えたら嬉しくて…
ごめんね?」
「う~~…そんな事言われたらこれ以上怒れないじゃない……
僕だってさ…嫌って訳じゃないんだよ…大好きなライと結ばれて…
それを祝福して貰えるってさ。
でも僕は…その幸せを自ら手放してライを苦しめていた奴だから…祝福されていい様な奴じゃなし…」
素直な思いをぶつけてくるライに、双月は耳まで顔を赤らめてしまいながらも、ずっと人に祝福される結婚式を拒んでいた理由を口にして、少し辛そうに顔を伏せて。
「そう思ってるなら…顔を上げて笑ってよ…双月
。僕と結婚して幸せだと思ってくれるなら、笑って…?」
「ライ……ありがとう…って!こ こらっ!こんな所でっっ!!」
「もうっ!結婚式でキスするのは当たり前でしょっ!もうっ!
この後ドレスのままでスルからねっ」
「キスしてもしなくてもスルつもりでしょっっ」
頬を両手で包み込みながら顔を上げさせ微笑むライに泣きそうに微笑み返しながら礼を言う双月であったが、ライの顔が近付いてきた途端、その頭を両手で押さえて必死に抵抗し。
口を尖らせながらもする気満々のライはけしてやめようとはせず、キスをしないと犯すと言うライにしてもスル事は十分に分かっている双月の悲痛な声が蒼い晴れ渡った6月の空へと響き渡るのであった。
晴れた6月の 幸せな結婚式での出来事…
COMMENT