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雪の華が咲く頃に

オンラインゲーム 『ラグナロクオンライン』の小説を書いています。 内容はBL系が多くなると思いますので、 ご理解頂けない方、嫌悪感がある方 などの拝見はお控下さいます様、 宜しくお願い申し上げます。 先に カテゴリ『初めに』をご覧になって下さい。

   

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そんなある日の…

東雲様のリクエスト第3段!
あれ?第2段?

大変遅くなって申し訳ありませんっ(汗)

今回はアルとウォレスが一緒に狩りにいって、ウォレスからジンギスカンの意味を聞かれるが、ディルから口止めされていて、何とか誤魔化したいアルだが、普段頭を使う事をしていないので良い手が浮かばない…そんな所に トーゴと紫苑に会い、BOSSのダークイリュージョンが現れて…
と リクを頂きました☆
書き上がるまでに時間掛かってしまい申し訳ありませんっ

何気に、モンクもウィザードもハンターも持ってないので、戦い方が分からなかったという…
かなり戦いのシーンが適当になってしまい、申し訳ありませんっ
早く、アコとマジとアチャを育てて、戦い方を覚えないと…
あ…ケミもバードもだ…
拙い文章で大変申し訳ないですが、またリク頂けたら嬉しく思いますっ



この話は東雲様のみ お持ち帰り可能となっております。
書き直し・削除・焼く・煮るなど好きにしちゃって下さいませ☆


ウォレスとアルの狩り話。
ほのぼのちょっぴりギャグ系かな?





「結構白ハーブ溜まったね」
「だなっ これならディルにーちゃん喜んでくれるかもなっ」


グラストヘイム 修道院
そこに 殴りHWのアルと子供ハンターのウォレスがいた。

先日 狩りの約束をしていて、丁度それぞれの相方であるチェイサーのリョウとアルケミのイルシアが出かけていた為、こうして二人と、ウォレスのファルコン クーリィーと共にこの場所に狩りをしにきていた。

現れたドルこと イビルドルイドを倒し、出てきた白ハーブを手に取りアルは笑い、ウォレスも嬉しそうに笑ってみせる。

「狩り終わったらケーキ食べに行こうよっ
とっても美味しいケーキ屋さん見つけたんだっ」
「そうなのかっ?行くっ!!」

敵のタゲを取り、殴って敵を倒してしまうHWのアルと、矢とクーリィーの攻撃を素早く的確に打てるハンターのウォレスの相性はかなりいいらしく、特に危険な事も無く、そんな会話を楽しげにしながら狩っていた時であった。

「そういえばさ…アルにーちゃん」
「なに?」
「前言ってた ジンギスカンってなんだ?」
「……えっ…!?」

不意に尋ねられた言葉に、アルの動きが一瞬止まる。

ジンギスカン…
イルシアのホムの事をアルはそう呼んでしまい、その意味をこの間聞かれ答える所でディルに止められてしまったのだ。
そして その後…


『いいかアル?絶対にイルシアとウォレスくんには本当の事を教えるのではないのだよ』

ウォレスとイルシアにジンギスカンの意味を絶対に教えない様にときつく口止めされてしまったのだ。

「え…えぇとぉ…ジンギスカンっていうのはね…えーと…なんていうか…」

どう答えればいいのか、嘘をついたり、誤魔化したりしないアルは思い切り口ごもってしまう。
普段あまり考えない頭をフル回転させてみるが、リョウと同じく頭で考えるのが苦手なアルは、理由を考えられず、何度も頭を掻いて視線を他に向けて…

「あ…れ?白い花?」
「ん?あ ホントだ…これ…雪みたいだぜ?」

なんと言って誤魔化そうか考えていたアルは、ふわりと目の前に舞い降りてきた白く小さな花びらの様な物に首を傾げ、それにつられる様に視線を上げたウォレスは、そのまま解け消えた花びらが雪だと確信してアルを見上げて。

「近くにウィザードでもいるのかな?多分ストームガストの雪だと思うんだけど…」

薄暗いダンジョンの中を見回していると、ふいに近くの壁の裏から馴染みある声が聞こえたきた。



「全くっ!あんなモンハウに突っ込んで行くなんて馬鹿じゃないのっ!
どんだけ溜まってたと思ってんのよっ
アンタが転がるだけならともかく、それを倒すアタシが大変でしょっ!」
「なにゆーとるんじゃっ
あんなモンハウがあれば特攻するのが男ちゅうもんじゃ!
それに、紫苑の魔法なら倒せるとわかっとったから、特攻しただけなんじゃがのぉ」
「だいっっめいわくっ!!」

艶のある、だが女にしては低い声が相手を叱り飛ばし、それになぜ怒られるのだろうかと分かっていないのんびりした声で相手が答えていて。

「これって…」
「あら…?」

まさかこんな所で…と考えている間にその二人が角から曲がってきて、そこにいたアルに気付くと足を止めて。


「おぉっ アルじゃ~
こんな場所で会うとは珍しいのぉ」

いきなり足を止めた紫苑の横から顔を出したトーゴは、そこにいた見知った顔に嬉しそうに笑い、声をかけてきて。

「こんにちわ…トーゴ…と 紫苑 さん…」
「そんなに睨まなくてもいいわよ?アルくん?」

アルの恋人であるリョウにちょっかいを出している紫苑が視界に入ると、どうしても睨みつけてしまうアルに、紫苑は綺麗に頬笑みながら掌をひらひらさせて。

「今はまだ リョウくんを押し倒したりしないからw」
「今ってなんですかっ!!いい加減リョウにっ…!」
「キュイィィッッーーーっ」

満面の笑みで言い放つ紫苑に、アルはキッと睨みつけ、言い放つと同時に空中を旋回していたクーリィーが警戒した声で嘶き。

「っ!?にーちゃんっ ダークイリュージョンがっ!!」
何事だと全員がクーリィーを見上げた瞬間、その独特の気配に気付いたウォレスが叫び、それと同時に壁の向こうからダークイリュージョンが姿を現わして。

「火の女神の祝福と怒りを…メテオストームっ!」

ダークイリュージョンがメテオストームを打つより先に、表情一つ変えずに紫苑が先にメテオストームを打ち込んでしまい、辺りに凄まじい轟音が響いてダークイリュージョンに降り注ぎ。

「さっすが紫苑じゃっ!次は儂じゃっ!連打掌っ!!」
「ウォレスっ ボク達もいくよっ!クァグマイアっ!はぁぁっっ!!」
「うっ うんっ!!クレイモアトラップっ!ダブルストレイフィングっっ!!」

紫苑の先制攻撃に、相手がダークイリュージョンなどお構い無しにトーゴは目を輝かせて楽しげに向かって行き、それに半歩遅れながらもアルも武器を構え、相手の動きを遅くして切り掛かり、初めての敵にウォレスも一瞬ひるみながらも、アルに声を掛けられ素早く罠を仕掛けて動きを止めた隙に後方へと下がり、火属性の矢を放ち。

「ほら ちゃっちゃと片付けなさいトーゴ?
アタシの手間掛けさせないで?」

出来るだけ敵の攻撃を受けない様、後方に下がったまま、ファイアーピラーをダークイリュージョンの前に並べながら面倒臭そうに、前で戦うトーゴに紫苑は言い放ち。

「そうじゃのう…あんまり紫苑の手を煩わせる訳にはいかんのう…
いくぞっ 爆裂波動っ……そーぉーしてぇーーっ
いざ食らえっ必殺の 阿修羅覇王拳っっっ!!!」

そんな紫苑に嫌な顔する所か、妙に嬉しそうな顔で笑うと、気を集中させて爆裂波動を発動させて、白く光る腕を振り上げると、そのまま嬉々とした顔で目の前のダークイリュージョンに阿修羅覇王拳を叩き込み……



「すっげー…」
「本当にすごいね…」

トーゴの阿修羅覇王拳によってそのまま倒れてしまったダークイリュージョンを前にして、ウォレスとアルは少し呆然としながら呟き。

「どうじゃっ 凄かろう紫苑っ!」
「何言ってんの…アルくんとちびっこがいなきゃ もっと時間掛かってアタシに迷惑掛けてだデショ…」
「ちびっこじゃないやいっ!ウォレスって名前があるんだっ!」

犬の様に喜び勇んで後方にいた紫苑に走り寄って褒めて貰おうとしたトーゴに、面倒くさそうに紫苑はぴしゃりと言い放ち、ちびっこと言われた事に即座に反応したウォレスが頬を膨らませて抗議して、そんなウォレスの頭を宥める様にアルは撫でてやり。

「ドロップは……白ハーブ…ま そんなもんよね…トーゴのレア率なんて…」
「紫苑~~っ それはあまりにも酷いのうっ
これでも一生懸命だったんじゃっ」

そこに落ちたドロップである白ハーブを手に取って、深いため息と共に吐き出した言葉に、トーゴは泣きながら縋りつき、呆れた顔でそれでも紫苑はトーゴの頭を撫でてやり。


(あれ…もしかして…)

いつも人を馬鹿にした様な妖艶な笑みを浮かべている紫苑が、ふと優しい眼差しでトーゴを見ている一瞬があり、アルは首を傾げる。

(紫苑…さん…もしかして トーゴの事…)

「アルくん ウォレスくん 良かったらお茶でもしない?
一緒に戦ってくれたお礼におごるわよ?」

紫苑はもしかしたら、トーゴが好きなのではないか…
そんな疑問が浮かび上がり、思わず考えそうになった時、アルとウォレスを振り返った紫苑から声が掛かり。

「あ…え っと…」
「いくっ!!アルにーちゃんが美味しいケーキ屋さん知ってるって!
行くだろ?アルにーちゃん?」
「え…う うんっ!じゃあ そこの店の一番高いケーキ奢ってもらお~っと」
「いいわよ~ どうせトーゴのおごりだからw」
「紫苑っ!?それはあんまりじゃっ!!」

紫苑の問いに思わず悩むアルだったが、アルの葛藤や関係など知らないウォレスはすぐに飛びつき、傍らにいるアルを見上げて、マントを引っ張り。
どうしよかと悩むアルだったが、あの時に紫苑の顔を思い浮かべ、警戒していた気持ちが解れてゆき、悪戯っ子の様な笑顔で答え。
そんな表情を見せてくれたアルに紫苑も自然に笑みを浮かべ、トーゴだけは泣きそうな顔で紫苑に縋りついて…


その後 ワープポータルでプロに行った4人は、トーゴの奢りで、アルおすすめのカフェにて、一番高いケーキセットを食べたそうだ…





「そんでなっ アルにーちゃんとトーゴにーちゃんと、紫苑にーちゃ…ねーちゃんか?
と 4人でケーキ食べたんだけど すっげー美味しかったんだっ」

皆と別れ 家に帰ってきたウォレスは、イルシアと夕食を取りながら今日の出来事を話していた。

「やっぱさ アルにーちゃん 可愛い顔してんだけど、さすが殴りHWだぜ?
一緒に戦ってて楽しかったっ
もうさぁ カッコいいんだってばっ」
「そうだな…アルは 魔法を上手く使いながら、戦っている…
俺も カッコいいと思った…」
「だろっ!また今度狩りに行く約束したんだ~~
あ……」
「どうかしたのか?」

アルとの狩りの様子を興奮冷めやらぬ様子で話していたウォレスに、やはり一緒に狩りをした事があるイルシアも頷き、楽しげに話していたウォレスがいきなり思い出した様に声を上げたのに、イルシアは首を傾げて。




「ジンギスカンの意味 また聞き忘れた……」


その頃 アルはリョウの前でくしゃみをして、リョウに心配されていたとかいないとか……







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  • by 東雲
  • 2012/09/13(Thu)08:05
  • Edit
おはようございます、東雲です。
第3弾で大丈夫ですよw
私も持って無いキャラが戦闘で動いたりする時は困りますね。しかも持つ気が無いと尚更。その場合はサーチサイトさんで職業、狩り、日記にチェックして探すとか、大抵は各職業サイトのスキルを参考にしながらキャラの性格でどう動くっての想定して動かしてるので無理あります。やっぱり持とうと思える職なら持った方が無難かと……。ダークイリュージョンはアサ時代か、AX時代か忘れましたがただ殴ってるだけのソロで倒せたので、4人も居ればあっという間だと思います。
アルとても可愛かったですv 狩りしながら後でケーキ屋さんに行こうとか、一生懸命誤魔化しを考えている所とか、紫苑見つけて思わず睨む所とか。アルはウォレスと居ると更に可愛くなりますね~ウォレスも小さくて可愛いから!?
ウォレスが居ると場が和みますね。
嫉妬する紫苑とか見てみたいなぁとか思いました。
お忙しい中、ご馳走様でした~v

東雲様

  • by 月宮
  • 2012/09/13 23:05
大変遅くなって申し訳ありませんっ
そうか…持ってない職の場合、サーチサイトさんでそうやって調べて参考にするって手がありましたね!
全く考えつかなかったので、助かりますw
マジもモンクもハンターも(ついでにケミとバードも)作る予定の子達がいるので、育てながら狩りの仕方を覚えて行きたいとおもいます♪
ちょっとアルくんのせいで、殴りマジを作ろうかと本気で思っている今日この頃ですw
ってか アル可愛いですよww
もう 書いててかなり萌~wwってしてました☆
そして、アルとウォレスのコンビがめちゃ可愛くて、きっとリョウとアルの間に子供出来たらこんな感じで親子狩りとかするんだろうな~ って思っちゃいました♪
リク 有難うございましたw
紫苑が嫉妬か~…もしかしたら、トーゴが他の女の子や男の子に告白されてたり、モテちゃったりしてたら、すっごい不機嫌になってるか、不機嫌だからこそ凄い微笑みを浮かべているか…どっちかだろうな~……
どちらにしろ、トーゴがその後 どんなお仕置きされるんだろうかww

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