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雪の華が咲く頃に

オンラインゲーム 『ラグナロクオンライン』の小説を書いています。 内容はBL系が多くなると思いますので、 ご理解頂けない方、嫌悪感がある方 などの拝見はお控下さいます様、 宜しくお願い申し上げます。 先に カテゴリ『初めに』をご覧になって下さい。

   

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もうひとつの物語②  

東雲さんの
『Reverse Side World』の第二弾

今回は
プロフェッサーの紫苑と
シーフのウォレス
それとクルセのイルシアのお話になります。
一度書いたのに、いきなりパソコンの電源がおっこって、書き直しになった(泣っ

紫苑はキャラ一覧にて 攻城戦に恋人がいるって噂って事だったので、失礼ながらすでにトーゴがアタックしている最中で書いてしまいましたが、迷惑でしたら書き直しますので、仰って下さいね?
何かの役に立てれば幸いです。

東雲さんに捧げます。





紫苑・プロフェッサー
若かりし頃からずば抜けた知識と実力を兼ね備えているが、ジュノーの研究所からの誘いを興味が無いの一言で蹴ってしまった伝説のプロフェッサー。
当たり前だが、同業者からは妬まれていたりするが、気にする事なく好き勝手に生きている。
妖艶な美女の様な姿で、貢ぐ男も沢山いるが、特定の相手はいないので、誰が紫苑を落とすかと、実は裏では競争になっているらしい。
ちょくちょく、イイ男ウォッチングと称して攻城戦に現れ、様子を眺めていたり、気まぐれに助けたりする。リョウがお気に入りらしく、戦う様子をよく楽しそうに眺めている。
狙う男共の高嶺の花と言われているが、実の所 攻城戦によく参加している恋人?がいるらしい…
勿論、外見口調ともに女性だが、れっきとした男。



別に勉強が好きな訳でもなんでもないのよ。
ただ なんとなく色々してたら、色んな知識がついただけ。
魔法だって、確かに得意だったけど、ウィザード向きって言われちゃったらなんだかうんざりしちゃって、セージになって、そのままプロフェッサーになっただけだし…
だからジュノーの研究施設から招待されたって、本当に興味なんてなかったの。
なんでそんな勉強ばっかりしなきゃなんないのよ。
面倒だったら…
ま だからお陰で、他のセージやプロフェッサー それにソーサラーなんかの同業者には恨まれてたりするみたいだけど…正直どうでもいい。
好きな時に狩りをして、気が向いたときに勉強や研究して、思った時に食べて…
そして 素敵な男達と遊んで…
これこそ人生に張りがあるってもんだわ。
特に攻城戦は見学してるのは楽しい。
男達がぶつかり合い戦う姿は見てて気持ちいいもの。
特に可愛い顔して中々強くて結構素敵なアタシ好みのリョウくんを見つけちゃってからは、余計に楽しくなっちゃったり…
そう 以前はそんな気まぐれな感じでその戦いを日曜日に見に行くのが好きなだけだったんだけど…
いつのまにか習慣みたいに毎週行く様になってた。
時折気まぐれに好みの男達の手助けをしてたりしたんだけど…
その中に 私好みの鍛え抜かれた胸板をチラつかせて、がっしりした腕を振りかざし斧を持って特攻するホワイトスミスがいた。
なんだか気になっちゃって 思わずヤラレそうになった彼の周りの敵をスパイダーウェブで動きを止めて助けちゃったんだけど…
それから 彼から猛烈アタックを何度か受けてるうちに なんかほだされちゃったのかしれねぇ
まだオッケーは出してないんだけど、戦う彼を必ず見に行って応援するのが習慣になっちゃった。
だって声掛けてあげたら、まるで犬みたいに嬉しそうに笑って、いつもの倍の力を出して特攻していくんだもの…可愛いったら…
うふふ 今日も来てるわ。
手を振っただけなのに、あんな喜んじゃって。
あら?リョウくんったら…彼と同じギルドのあの可愛い赤髪の子をぼ~って見ちゃってる…
これはこれは…ラブの予感?
うふふふ これはまたまた楽しくなりそう。
そうしてアタシの楽しみが増えていく。
こんなに楽しい事があるんだもの…研究室なんて篭ってられないわ。
人生 愛も恋も知らなくちゃね?








ウォレス ローグ志望のちびっこシーフ
生意気そうな顔をした元気一杯なすばしっこいシーフ。
ペットのピッキ「クーリィー」と一緒に色んな場所を冒険をして、すばしっこく、素早いので、スティールが得意。底抜けに明るく、人懐っこい性格で可愛がってくれる大人達は多い。
両親は亡くなっているが、シーフギルドやローグギルドの大人達が結構気にかけてくれるので、大して困ってはいない。
チェイサーのイクスに憧れているのもあり、時折イクスが狩りをしている先に現れて一緒に収集品集めの時は手伝い、お駄賃にお菓子を貰っていたりする。
以前 ピッキが敵に襲われ傷付いている所にイルシアがピッキを助け、傷を癒して立ち去った所を目撃し、それ以来イルシアを追いかける様になった。
そのピッキがペットのクーリィーである。




その人を初めてみたのはプロンテラフィールド09のべべマップ
丁度 ピッキをペットに欲しくて どのピッキがいいか捜していた時だった。
砂漠の中 一匹の小さなピッキが子デザに苛められてて、ボクはそれを止めに行こうとした時…グランペコに乗った大きなパラのにーちゃんが子デザ達を追い払った後、ペコを下りて ピッキを大きな手で抱き上げて…
「もう大丈夫だからな…」
そう 怖そうな顔に優しそうな笑みを浮かべてピッキの傷をヒールで癒し、元気にしてからそのまま立ち去ってしまった。
そのピッキは今 ボクの相棒になっていた。

「クーリィー…あの人だ…」
城から出てきた聖騎士団の討伐隊が目の前を通った時、その中にあのパラのにーちゃんを見つけた。
ひと際大きな体に、ごつい鎧を纏っていて、凄くカッコ良かった。
なんでか胸がドキってしたんだ…
だからもっともっとにーちゃんの事を知りたいって思った。
厳つくて怖い顔してるけど、絶対優しい人だから…

「なぁクーリィー お前もまたあの人に逢いたいだろ?」
「ぴぃー」
「じゃああのにーちゃんと仲良くなろうっ!
きっと仲良くなれるよっ!」

肩の上のクーリィーも嬉しそうに羽をぱたつかせて嬉しそうに鳴いた。
よしっ きっとにーちゃんと仲良くなって、いつか一緒に狩りに行ける様になろうっ
ボクはそう 心に誓った。









イルシア 献身型パラディン
長身にがっしりした体格、無表情で無口。いつも不機嫌そうなのだが、単なる小心者であるが故、人とうまく話したり、笑ったり出来ないだけである。
その為周りから誤解されまくり、すっかり孤立していたが、同僚のリジェクトのお陰で、誤解が解けて、やっと周りの人達と話せたり出来る様になった。
可愛い物や小さい物が好きで、あまり争いごとが好きでは無く、腕っぷしは強いのだが、戦うより、仲間も盾になったりディボーションでダメージを引き受けたりする献身になってしまった。
だが、絶対に破られぬ鉄壁に護りと言われる程に見たままのVitパラである。
最近、小さなシーフが自分を見ている事に気付いてはいるのだが、どうして見ているのか分からず、密かに何をしてしまったのだろうかと悩む、やっぱり小心者男。




俺は何をしてもダメな男だ。
戦いではソロが長過ぎて、集団になった時の戦い方が分からない。
おまけにパラディンなのに殲滅力がない(これは献身パラだから仕方ないかもだが)
何より どうやって人と話せばいいとか全く分からなくて…笑い方も分からないから、いつも不機嫌そうだ、人が嫌いなんだ…そう言われて人の輪に入れなかった。
本当は仲間を作って、皆と話したいのに…それが出来ずにいた。
そんな俺に手を差し伸べ、同僚達の仲間に入れる様に導いてくれたのが、やはり同僚のリジェクトだった。
彼はいつだって人の中心にした、とても気さくで優しくていい奴で…いつも一人でいた俺に声を掛けてくれて、そして俺の性格を見抜き、人との関わり方を教えてくれた。
そのお陰で、まだ苦手ではあるが、少しずつ仲間達とも打ち解け、聖騎士軍の討伐隊としての任務にも当たれる様になってきた…そんな頃だった。
俺が城から出たり帰ったりする度に、俺をじっと見つめる小さなシーフの存在に気付いた。
初めは気のせいかと思ったり、他の奴を見ていると思っていたが、どうもやっぱり俺を見ているみたいだ…
俺…あの子になんかしただろうか…
そう思い悩んでる日々が続いたある日だった……

「テロだっ!!!」
相棒のグランペコのもふもふとプロンテラの街中を歩いていた時だった。
どこからか聞こえてきた声に慌ててその方角へもふもふを走らせる。
プロの噴水前に沢山のモンスターが溢れかえっていて、至る所で冒険者や騎士団が討伐を始めていた。
俺も槍と盾を装備して、その戦いに参加したのだが…
「おぉぉぉっ!?」
突然突撃してきたスカイプティットと戦ってた時だった。
俺の周りをウルフやグラウンドプティット マンティス アルギオペなんかが取り囲み、一斉に攻撃をしかけてきた。
一体一体の攻撃は弱いし、十分耐えられるが、地味に痛いっ!
とにかくこの空プティットを倒してしまわないとっ
そう槍に力を込めて時だった。
「にーちゃんっ こっちは任せてっ!」
「え?」
いきなり元気の良い声が聞こえ、足元を見ると、いつも俺を見ていた小さなシーフが短剣を構えて俺にウィンクしてきた。
驚く俺を余所に、そのシーフは身軽に攻撃を避けながらあっと言う間に周りを倒していったので、俺も慌てて空プティットを倒したのだった。

「有難う…助かった…
あの…えっと…よ よければ…礼をしたいので…お茶でも しないか…?」
テロと討伐が終わり、短剣を腰に刺した小さなシーフに、俺は出来る限りの勇気を振り絞って声を掛けた。
「…うんっ!いいぜっ!」
小さなシーフは驚いた様だったけど、すぐに満面の笑みで答えてくれて、そのあまりにもの可愛さに更に俺の胸は大きく高鳴ったのだった…

それが俺と この先相方となるウォレスとの出会い…

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  • by 東雲
  • 2012/11/12(Mon)20:12
  • Edit
こんばんわ、東雲です。
紫苑の話、早いよ(爆)と思いましたが、そこに繋がる様に前の話書きますね。少々お待ち下さい<(_ _)>
勝手にジュノーの研究所への推薦蹴った設定にしましたが、拾って下さり有難うございます。ウィズ向きって言われてセージになるとは、何て天邪鬼な人なんだろう(笑)
後、イルシアはパラでは無くクルセですか?
イルシアとウォレスのコンビは裏でも表でも可愛いですねv

東雲様

  • by 月宮
  • 2012/11/12 23:31
紫苑の話しは先走ってしまって済みませんでした…
繋がる様に書いて下さり、なんて神様の様な方なんだと!
本当にご迷惑かけましたっ
有難うございます!!
いやぁ 紫苑なら天の邪鬼だし、こっちが向いてるって言われたら、逆向きそうだなぁと…
何より、しっかり勉強を頑張るってイメージがない(笑)
イルシア ご指摘有難うございます
パラなのに、なんでか全部消えて書きなおした時にクルセになっていた様です(汗
イルシアはリジェクトと同じパラになります☆
この世界になっても、ほのぼのな歳の差カップルなイルシアとウォレスですが、やっぱりウォレスは襲い受けなるんじゃないだろうかと、今から考えています(爆)
本当に有難うございましたw

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