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雪の華が咲く頃に

オンラインゲーム 『ラグナロクオンライン』の小説を書いています。 内容はBL系が多くなると思いますので、 ご理解頂けない方、嫌悪感がある方 などの拝見はお控下さいます様、 宜しくお願い申し上げます。 先に カテゴリ『初めに』をご覧になって下さい。

   

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レイジェルの多忙な一日

東雲さんから奪い取った サクラくん ウォーロックに転職おめでとうリク
第三段☆

うちのおっちゃんキャラ WSのレイジェルにリク頂いちゃいましたw

おっちゃん萌~wってなってくれたら嬉しい(笑)
でも、中々リク通りにならなくて済みません。
おまけに随分遅くなってしまった…
申し訳ありませんでした(汗っ


この話は東雲様のみ お持ち帰り可能となっております。
書き直し・削除・焼く・煮るなど好きにしちゃって下さい。







「んじゃまぁ いっちょう作るかな」
「宜しく頼む…」


プロンテラ城壁外…
人気の無い場所で WSのレイジェルは並べた材料を見ながら金槌を手に取る。
その傍らにいたイクスは支援用の杖を持って小さく頭を下げる。

そこにある材料は、オリ8個、鋼鉄15個、ガーネット1個、ミスティックフローズン1個。
水ツルギの材料である。

「相変わらずいいにーちゃんだな?イクス?
早くお前の可愛い弟 連れて来いよ?」
「あぁ…後で会わせる」

いつも無愛想なイクスに笑いながらレイジェルはウィンクすると、イクスは少しだけ照れた様に顔を背け、そんな様子の二人にシオンは露骨に嫌そうな顔をしてみせる。


イクスのグロリアが響く中、ツルギを打つ音が響く。
そんな中であった…


「キュルゥゥゥ~~っ」
「うわっ!!」

いきなりレイジェルの顔目がけて小ぶりなファルコンが飛び降りてきて、それに慌てたレイジェルは思わず声を上げ…

「あ……」

情けない音と共に、出来あがる直前のツルギは無残にも砕け散ってしまい。

「クーリィー!勝手に行くなっ!!って…あれ?おっちゃんに…にーちゃん達…?」

砕け散って事に、呆然としていた三人の所に良く知った声が聞こえてきて。
小さなファルコン事、クーリィーを追いかけてきた子供ハンターのウォレスが、そこにいた思いがけない三人に、思わず目を見開く。

「わーいっ にーちゃん達だぁ~~っいってぇぇぇっっ!!!!」

喜んで走ってきたウォレスの頭に、シオンのげんこつが勢いよく振り下ろされて、ウォレスの悲痛な叫び声がそこら中に響いたという……







「シオンにーちゃん…ひでぇ…」
「酷いのはどっちだ…お前のせいで失敗したんだろうが……」

ウォレスは頭を押さえながら涙目になりつつシオンを見上げ口を尖らして、シオンは鋭い視線をウォレスに向けながら吐き捨てる。

「ボクの頭が悪くなったらシオンにーちゃんのせいだからなっ!!」
「それ以上悪くならねぇだろ…」
「ひでぇっ!!にーちゃんっ」
「お前らうるせぇ…」
「煩いのはこいつだ…」
「こいつじゃないっ!!ウォレスっ!!」



氷の洞窟3F
水ツルギの作成に失敗し ミスティックフローズンを誰も持って居なかった為、急遽狩りに行くことになった。
ツルギを失敗した罪として、ウォレスの頭にげんこつを落としたシオンと、それに文句を言うウォレスの言い合いが洞窟に響き、後からイクスが面倒くさそうに呟くが、シオンとウォレスの言い合いが続いていた。

「あ~…マジさみぃな…
老骨にはこの寒さ響くわぁ…」
「ジジィ…貴様が鳥が飛んできた位で失敗するのが悪いんだろうが…」
むき出しになった腕を両手で摩りながら最後尾を歩いてくるレイジェルは、白い息となったため息を吐きだし、そんなレイジェルを振り返るシオンは、冷たく言い放つ。
「イクス以外に優しさってのは無いのか…シオンは…」
「はは…ほら アイスタンタンがお出ましだぜ?」
「はぁ~ しょうがない…こんな場所での本気狩りなんて久々なんだけどなぁ…
アドレナリンラッシュっ!!ウェポンパーフェクションっ!
さぁて行くか~」
「はぁ~いっ」
「……」

イクスの言葉に深深とため息をついたレイジェルは、斧を手にするとスキルをPTメンバーに掛けて、その言葉にウォレスも手を上げて答え弓を持ち、シオンだけは返事をする事なく武器を構え……






「マジに疲れた…明日 腰痛いかもしれん…」
氷の洞窟にて、一時間の狩りになった一行は、プロンテラの城壁外のフィールドに戻ってきたいた。
本当に久々の狩りだったのか、レイジェルはぐったりとベンチに座り込んで腰を叩く。
「あれくらいで根を上げるなんざ…情けねぇ…」
「製造WSがギロチンのお前の狩りに付いていける訳ねぇだろうがっ!」
そんな様子のレイジェルを一瞥して冷たく言い放つシオンに、レイジェルは腕を振り上げて怒るが、腰にきた鈍い痛みに顔を歪ませて。
「ったく…さぁて…まずはさっさと作るかな…」
「いいのか?」
「あぁ…いくぜ?」
よっこらしょと声を掛け、体を起こしたレイジェルは、カートから材料と金槌を取り出すと製造の用意を始め、その様子に少し心配そうに声を掛けてきたイクスにウィンクをしてやってから支援を求めて。


「ふう…今度は完成だ…
いい得物が出来たぜ?」
「サンキュ…今 弟を呼ぶ…」
スラリと尖ったツルギを布で拭き、キラリと光を反射するその姿を見ながら満足そうに笑みを浮かべたレイジェルはイクスに見せて。
その様子につられた様に笑みを浮かべたイクスはWisを弟イシュアにしていたのか、頷き。
「弟は今どこにいるんだ?こっちから行けば…」
「ぼうやいらっしゃいっ!」
「は……?」
イクスにこっちから会いに行けば…と言おうとした瞬間、いきなりイクスが掌を掲げて親子スキルを使った事に驚き。
淡いピンクの光の球体が現れ、その中からイシュアがふわりと姿を現わし。
「俺の弟のイシュアだ…
イシュア このWSがお前の武器を作ってくれてる人だ…」
「は 初めまして…」
「………ちょっとマテ…イクス…
確か弟って言ったよな?
なんで親子スキルで呼べるんだ………?
それに…お前結婚してたのか…?
って事はシオンとはどうなって………」
イシュアを抱きしめながらイクスは紹介し、イシュアは少し戸惑う様にイクスに抱きつきながら挨拶をして。
その様子を呆然と見ていたレイジェルは暫く固まった後、思っていた疑問をやっとの思いで口にして。
「こう言う事だ……
あなたに会いたい!」
呆然としているレイジェルにシオンはいきなり手をかざし、結婚スキルを発動させて。
「………なっっ!?ちょっ…どうなってんだ?
お前ら 夫婦だったのかっ?イクスっ お前女だったのかっ!?」
「誰が女だっっっ!!!」
「ぐぁっ!!!」
シオンは結婚スキルを発動させると、今度はイクスが光に包まれ、イシュアの隣から姿を消し、シオンの腕の中に光と共に召喚されていて、その事実にいつもはのんびりしていたレイジェルは目を見開き、思わず思った事を口にした途端、イクスから思い切り蹴られてしまい……



「まぁ 普通は驚くよな?
シオンにーちゃんとイクスにーちゃんが夫婦で、イシュアにーちゃんが弟だけど二人の養子だって事…
な?クーリィー?」
「キュルル~~」

そんな大人達の様子を近くのベンチに座って見ていたウォレスは、ため息をつきつつ冷静にクーリィーに話しかけ、クーリィーも仕方ないと言う様に小さく鳴いて。




その後レイジェルは驚きつつもイクスの説明に理解して、結婚祝いと親子記念にと、イシュアに護身用に忍ばせておける小さな短剣を製造してプレゼントしてやったという。


そんなお話…




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  • by 東雲
  • 2012/11/14(Wed)21:08
  • Edit
こんばんわ、東雲です。
ご多忙な中、裏の物語だのリクだの有難うございますv
ウォレス君が可愛くなるのはイルシアやリョウ・アルの前だけ何ですね(笑) 最後の一人冷静なウォレスを見てそう思いました。シオンとウォレスは何だか兄弟っぽい気が……大人げないシオンに爆笑しました。
今思えば、タイタンMAPはWSの装束だと凄い寒そうですよね、ごめんなさい、レイジェルさん。
おっちゃん萌えって思う前に召喚されたイシュアの姿を想像したら萌えがそっちに行きました(爆)可愛い、イクスに抱きつきながら挨拶するイシュア可愛いvvv
有難うございました~

東雲様

  • by 月宮
  • 2012/11/15 11:58
こちらこそ遅くなりまくり、浮気しまくりで リクが遅くなって申し訳ありません(謝っ
かなりストレス発散になっているので、全くリクを頂いて書くのは問題ないですよ☆
何気にウォレスは、結構冷静です…それこそイルシアより冷静に物事見れる大人です(笑)
でも、甘える時には甘えるので恋人候補のイルシアや、パパママと思っているリョウとアルの前では可愛いですw
シオンの事をお父さんと慕っていた筈なのに、パパなリョウが出てきたので、シオンとはまるで歳の差兄弟みたいになってきましたねぇ…
私が書くとどうしてもシオンがなんだか子供っぽくなると言うか…かなり好きなんですが、ポジションが若干ギャグになってる気がして、段々申し訳なくなってきた…
ご ごめんねっシオンっ!
レイジェルはともかく、イシュアの姿はすぐ思いついて、きっとイクスの腰辺りにしがみ付いて、少し怯えんがらレイジェルを見上げているかなぁとかw
書いてて本人も可愛いと思ったとか(爆)
こんなリクに添ってない内容になってしまいましたが、少しでも気にいって頂ければ幸いですw
有難うございます。

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