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雪の華が咲く頃に

オンラインゲーム 『ラグナロクオンライン』の小説を書いています。 内容はBL系が多くなると思いますので、 ご理解頂けない方、嫌悪感がある方 などの拝見はお控下さいます様、 宜しくお願い申し上げます。 先に カテゴリ『初めに』をご覧になって下さい。

   

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カルニィフィ 参上

以前 イクスの婚約者がいるけど、イシュアの婚約者っていたんだろうかと考え、きっと体弱いし、居なかったか…それか男だったりして…
とか考えていて 出てきたキャラ…
東雲さんにリクさせて頂いた、「二人で午後の~」のイシュアの変態ーーって叫びが気に入り過ぎて、一気に話が出来てしまったやつでもあります。
勝手に使って済みません…東雲さん…
貴方の話は悉く私の萌に火を点ける様です(マテ


なんていうか…
イシュアの受難が始まる(爆)

でも、おにーちゃんであるイクスが知ったら烈火の如く怒りそうだなぁとw


イクスすら知らなかった イシュアの婚約者が登場!!




それはまだイシュアが10歳
冒険者ではなく フィゲルの実家に住んでいた時…


コンコンっ
「はーい」

一人で家にいたイシュアはドアを叩く音に返事をしてドアを開く


そこに立っていたのは
薄い水色の長い髪を伸ばした、優雅な顔立ちの男プリーストであった。

「え っと…どちら様でしょうか…?」

自分をじっと見つめるプリーストにイシュアは居心地の悪さを感じ、怯えた様に相手の素状を尋ねる。
すると プリーストはまるで華が咲き綻ぶ様に美しく笑い、いきなりイシュアの脇に両手を差し入れ、抱き上げてしまった。


「うわっ!!」
「あぁ やはり君で間違いないっ!捜したんだよボクの天使!
君を偶然町で見かけてから、捜していたんだ…」
「は はい?」


抱き上げられた事に驚くイシュアに、頬を染めて嬉しそうにする相手の言葉に、イシュアは目を丸くする。

「えーと…?」
「あぁ 済まない…君はまだボクの事を知らないんだよね?
ボクはカルニィフィ・ロレンツ
君の両親と同じ結界の一族の出で…そして…
君の婚約者だ!!」
「ええぇぇぇっっ!!!!」

イシュアの驚きの悲鳴が辺りに響き渡った…

「天使の様な君を見て 一目で惚れてしまってね…
捜したら なんと同じ一族じゃないか…
君の両親とも話してね…君は体が弱いし、女性の婚約者もどうかと考えてらしてね…
それで ボクが一生掛けて護ります
立派なプリーストにしてみせますと 両親とお話してね…
やっと君との婚約の許可を貰ってきたから、今日逢いにきたんだ…
あぁ イシュア…なんて可愛いんだ
勿論 今すぐ結婚とかは言わない…君が冒険者となったら婚約をして、それから18になったらすぐに結婚しよう!
まぁ…戸籍上では結婚は出来ないが、そんなの紙の上だけのものだ…
ボクらの愛の間には関係ないよ!
はぁ…早く13歳にならないかな…そうしたら君にボクの名前の入った指輪を渡して、一族の前で婚約宣言をするのに…
きっと君のアコライト姿も可愛らしいだろうな…益々ボクは君から目が離せなくなるよ…
早くこの体ごとボクのモノにしたい…
婚約したら、すぐにでもその体にボクの証を刻みこんであげる。
楽しみにまっていて イシュア…
絶対幸せにしてあげるから」


胸に抱きしめられたまま、一気に喋られた言葉にイシュアは何の悪い冗談かと目を白黒させる。
けれど、嬉しそうに抱擁する相手がけして冗談ではない事が分かると、みるみるまに顔を青ざめさせて硬直し。

「僕の愛しのハニー…」
「いやぁぁっっっ!!!変態っーーーーっっ!!!」

そのまま顔を近づけて、唇を自分の唇に合わせ様としたカル二ィフィの顔を両手で掴み、あらんばかりの力を込めて、悲鳴を上げた。
この悲鳴は町中に響き渡り、それは両親の耳に入る事となり、カルニィフィはイシュアに近寄る事を暫く禁止にされたのは言うまでもなかった…






あれから4年…


「あぁっ!!やっと…やっと見つけたよボクの天使っ!!」
「…え…!?」

一人、ソードマンギルドから出て来たイシュアを待ちかまえていたのは、長い水色の髪はそのままに、あの優雅な美しい笑みもそのままのアークビショップになったカルニィフィであった。

「全く…いつの間にやらいなくなって…ずっと捜したんだよぉぉっ」
「ちょっ…ちょっとっ!!カルニィフィさんっっ
おれっ もう家から勘当されたしっ アコライトでもないから 婚約は解消されたでしょうっ!!」
「そんなっ…ボクは君と言う存在を愛しているんだよっ!
例え君がソードマンになっても、どんな職になってもそんなのは関係ないっ
それに婚約がなんだいっ!そんなのしなくたって ボクらの愛になんの支障もないっ
君はもう14歳だ…二人で今から教会で誓いを立てに行こうではないかっ」
「おれは一度だって承知した事ないですしっ それに、貴方を愛する事は一生ありませんからっ!!」
「何を言ってるんだい!もう 照れる君もまた可愛いよ イシュア…
そうだね 君はいつだって素直に言えない子だからね
大丈夫 君の心はいつだって分かってる…
今日こそは 教会で誓いを立てて、その体にボクの証を刻みつけてあげよう…
やっとボクらは愛し合えるんだ…
ここで誓いの口づけを……」
「いっ…いやぁぁっ 変態ぃぃぃっっーーーー!!!!」


再びあの時と同じ様に 自分を抱き上げ、唇を奪われそうになったイシュアは、青ざめた顔で涙を溢れさせながら、悲痛な悲鳴をプロンテラに響かせたという。


その後 ソードマンギルドから出てきたソードマンやナイト達によってカルニィフィは連れて行かれて、他のナイトから仮宿のジュノーのギルドハウスに送って貰った時まで、イシュアは青ざめた顔でボロボロ泣いていたという…







「ふふふ やっぱりイシュアは可愛くなったなっ
必ず我が妻にっ!!」

聖なる職であるカルニィフィは、教会側から頭を冷やせと独房に入れられていたが、満面の笑顔で枕を抱きかかえ、再び見つけた元婚約者のイシュアを諦める素振りは無かったとか…
イシュアの受難が再び始ま…る?


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  • by 東雲
  • 2012/07/08(Sun)20:45
  • Edit
そうか、イシュアは変態ーーーーー!! と叫び慣れて居たんですね(笑)
いや、イクスはその存在が来ても表面上は怒らないと思いますよ? イシュアを嫁にしたいなら保護者であるオレを倒してからにしろよ❤ って満面の笑みでPvPルーム(ナイトメアモード)に連れ込んでボコボコにしてヒールしてボコボコにして二度と近づかない様にすると思います。カルニィフィ君にキスされそうになったとか聞かされたら。密かにシオンも怒ってたら良いですね。そこにゴーストが入ったら微妙な三角関係に……
何て美味しいネタなんでしょうか! 月宮さんの作品はいつも笑顔にさせて貰ってますvイシュア可愛いwww
一文でも一部でも使って頂いて大丈夫ですよ? 月宮さんの所の子達、ほぼ自キャラの様に扱っちゃってますので……すいません。
ご馳走様でした。

東雲様

  • by 月宮
  • 2012/07/08 21:27
そうなんです…きっと叫びなれてたんですよ(笑)でも、イクスがそんな風に手を下したり、シオンが密かに怒ってたり、それにゴーストまで入ってきちゃったら…やばいですよっ!めちゃ萌るっΣ( ̄□ ̄)!
三人に大事にされて、更に変態から求愛受けちゃって…美味しいぜ イシュア…
ゴースト×イシュアってのも美味しい気がしてきた…あぁっ!やっぱり東雲さんは私の邪な物に火を点けるお人だわっ!
興奮しまくりますよっ(爆)
私も東雲さんのキャラが大好きで使いまくりなんで…済みません;
何より、自キャラを使って頂けるのが、かなり幸せ過ぎてるので いくらでも使っちゃって下さいませヾ(^▽^)ノ

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