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雪の華が咲く頃に

オンラインゲーム 『ラグナロクオンライン』の小説を書いています。 内容はBL系が多くなると思いますので、 ご理解頂けない方、嫌悪感がある方 などの拝見はお控下さいます様、 宜しくお願い申し上げます。 先に カテゴリ『初めに』をご覧になって下さい。

   

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ライバル同士?その②

ゴースト×イシュア
ゴーストvsカル二ィフィ

な 話をずっと書きたくてかいてしまった…

ゴーストとカルニィフィがイシュアを取り合う話?
っていうか カルニィフィの場合、一方的ですが(笑)
でも実は カルニィフィは根は悪くない奴なんだよ~
的な話になりました^^;
そして、アホだし変態ですが、カルニィフィは結構強かったりするのです☆



こんな変態じゃなかったら、それなりにもてるんじゃないだろうか…

そしてそして、お互いに惹かれ合いつつ、お互い相手の気持ちが分かってない純情カップルのゴーストこと リジェクト×イシュア。
この2人がどうくっついて行くかは、東雲さんと話し合いながら決めていきたいと思います☆

勝手に東雲さんが書かれたゴースト(リジェクト)が使ってマグヌスの詠唱を使わせて頂きました…すみません(汗

そして、迷惑だと思いつつ
東雲さんに捧げます!!









「これをオレに?」
「はい…昨日 沢山作ったので…良ければどうかなって…」

プロンテラ 噴水前
イシュアは沢山の小さなカップケーキが入った紙の袋をゴーストに差し出す。
ほんの少し前、ゴーストの元に控えめにイシュアからWisが入り、大丈夫なら少しだけ会って貰えないかと言う連絡に、急いで来たゴーストは、顔を赤らめて差し出しイシュアを見下ろす。

「サンキュ ありがたく貰っとく」
「はいっ」

顔を赤くするイシュアの姿が可愛く、思わず抱きしめそうになりながらも、それをなんとか留め、笑顔で紙袋を受け取ると、イシュアは満面の笑みを浮かべる。

「それじゃあ おれ 帰りますっ」
「あっ…イシュアっ!」

すぐに帰ろうとするイシュアを呼びとめたその時だった…

「テロだっ!!!」

すぐ近くで叫ぶ冒険者の声が聞こえた…


「…イシュア 蝶は?」
「あ えと…今 持ってないですっ」
「ッチ…オレの傍から離れるな?」
「は はいっ…」

至る所から人の悲鳴やテロで溢れ出したモンスターの咆哮…それを倒す冒険者達の技の音などがあっという間に響き渡り、ゴーストは背後にイシュアを庇う様に前に出ると、その手に武器を握り、イシュアも腰から剣を抜いて構える。

「結構な数の枝を折ってくれたみたいだな…」
「ゴーストさんっ あれっ!!」
「ちょっ…待てっ マジかよっ!?
イシュア ちょっと離れてろっ!」
「は はいっ!!」
「彷徨える魂が主の元へ召される事を望む、浄化せよ! 彷徨える魂の導きとなれ……
マグヌスエクソシズム!!」

街中に溢れ出したモンスターの数にうんざりした顔をするゴーストに、イシュアは切羽詰まった声を上げ指を刺し、その方向へ目を向けると、ナイトメアやデビルチ、ナイトメアテラーなどが大量にこちらへ向かってきており、目を見開いたゴーストは急いでイシュアを自分の傍から離すとマグヌスエクソシズムを展開させる。
その聖なる光に入った悪魔達は悲痛の叫び声を上げて滅せられる。

「っ!?イシュアっっ!!」
「え…?っっ!!!」

一匹たりともイシュアでは対抗する事が出来ない魔物達であるが故、ゴーストはマグヌスを何度となく放ち次々来る相手を滅していた時、不意に振りかえった先…イシュアのすぐ背後に現れた魔物…グレムリンがその口で噛みつこうとした瞬間であり、イシュアはあまりの事に悲鳴する上げる間もなく…

「我が歌声に聞き惚れ そして主の元へ召されよ…マグヌスエクソシズムっ!!!」

妙にナルシストが入った詠唱と共に、イシュアの足ともから眩い光が満ち溢れ、イシュアを喰らおうとしていたグレムリンは悲鳴を上げ、そのまま消滅してしまい、呆然としたイシュアの先にいた人物は……

「あぁ ボクの可愛いイシュア…無事だったかい?」
「ひぃっ!!!!」

グレムリンを前にした時よりも、顔を恐怖に引き攣らせたイシュアは、その目の前の人物の前で固まってしまう。
その相手…カルニィフィは薔薇が咲き誇る笑顔で両手を広げていた…。

「何にしにきやがった…」
「何しにとは…我が愛しいイシュアが危機に瀕している時に、現れない筈がないだろうっ!
何より…君こそなんたる事だ!ゴーストくん!
イシュアをこんな危険な目に合わせるなどと!
愛しているならば、全身全霊を掛けて守らなくてどうするんだ!!」
「っ…!」

ゴーストもまた、嫌そうに顔を歪ませるが、カルニィフィは臆する事なく、ビシィッと効果音が付きそうな勢いでゴーストを指さし、険しい顔で言い放つと、思わずゴーストも言葉に詰まってしまう。

「ち 違いますっ
ゴーストさんはちゃんとおれを守ってくれてました!
ただ おれがぼぅってしてたから…
え えぇと…た 助けてくれて 有難うございます…」
「あぁ…本当に可愛いなイシュアは…
お礼ならばその唇に…」
「どさくさに紛れて何しやがるっ!」

慌ててイシュアはカルニィフィの腕を掴み弁解し、助けてくれた事は確かに事実であり、顔を引き攣らせながらも礼を言うと、カルニィフィは笑顔でその頬に手を伸ばし、咄嗟にゴーストはイシュアを抱き寄せて、それを未然に防ぐ。

「何を言っているのだ。イシュアがボクに礼をというから、受け取ろうとしたまでじゃないか」
「てめぇこそ、何言ってやがるんだっ
お前への礼がキスな訳ないだろうが!」
「はははっ イシュアがボクに心奪われてしまうのを心配しているのだねっ
まぁ それは仕方ない…いつだってボクの方がイシュアを愛しているのだから、その心配は当たり前だ。
さぁイシュア…ゴーストくんではなく、ボクとこれから愛し合おうではないか!」
「ざけんなっ!
イシュアを愛してるのは、てめぇなんかに負けるかよっ
イシュアはオレのだっ!」

言い合う二人の間に立たされ、どうにか収拾をしなければと思うのだが、話を挟む隙が無くオロオロしていたが、ゴーストの言葉に思わず顔を赤らめてしまう。

(う 自惚れちゃ…だめだよね…
おれとゴーストさんは…仮の恋人同士だし…今の言葉だって、カルニィフィさんを諦めさせる為に言ってくれてるんだし…っ!?)

抱きしめられる腕の暖かさに身を委ねながら、言い合うゴーストの言葉が本当ならいいのにと、どこか期待している自分に気付いて、思わず首を軽く横に振ると、その視線の先のモノに気付き目を見開き。

「ゴっ…ゴーストさんっカルニィフィさんっ!!」
「え?」
「ん?」

言葉に出来ず、なんとかイシュアは二人の名前を叫び指を刺し、名を呼ばれた二人は思わず言い合いをやめて、その方向を見る。

「「げ……」」

示された方角を見たゴーストとカルニィフィは思わず同時に声を上げ、顔を歪めてしまう。
その方向…
深淵の騎士にインキュパス、ゾンビ、ナイトメアや九尾狐やら…それらが集まってモンハウとなっている集団がこちらに狙いを定めて。

「マジかよっっ!くそっ…こりゃあ…仕方ねぇな…」
「そうだな…一時休戦して、共に戦おうとしようじゃないか?」
「あぁ…アンタはマグヌスで殲滅してくれ…効かない奴はオレが潰す」
「了解した…マグヌスは任せろ。これでも結界一族の出だ…これ位、私の力で滅してみせよう」
「頼んだぜ?イシュアっ!」
「はえ?」

その数に頭を思わず抱え、ため息を付くとゴーストはカルニィフィの顔を見て、カルニィフィもまた、仕方ないという様にため息を吐くと、豊かな長い髪をふさりと後に流し、ゴーストに顔を向け頼もしい笑みを浮かべ。
ゴーストは後ろに控えさせたイシュアの名を呼び、セーフティフォールでその身を包んでやり。

「絶対に守ってやる…」
「安心してそこにいるんだ…イシュア」

イシュアを背に振りかえったゴーストとカルニィフィは笑みを湛え、それから前を見据えて武器を手に取る。


「我は謳う 神への祈りを…その者達が歩む道 その行きつく場所は神の御許…その魂よ許されよ…そして 今こそ浄化へと導かん…
マグヌスエクソシズムっっっ!!!!」

支援が掛かったゴーストが先を行き、カルニィフィは今までにない真剣な顔で、そして美しい声で謳うと、その足元から光が溢れ、有り得ない程に広い光が地面を這い、カルニィフィが力を込めてその手が地面に触れた瞬間、眩いばかりの光が天を突き、向かってきたモンスター達が次々に悲鳴を上げて。

「すっげぇな…」

マグヌスが効かない敵を次々殴り倒しながら、傲慢な言葉だけではなく、遥かに普通のマグヌスよりも強力な力を前に、ゴーストは思わず呟き。



全てのモンスターを倒し、ゴーストとカルニィフィはイシュアの元へ軽やかな足取りで戻ってくる。

「さすがだな…アンタ」
「いや…ゴーストくんの助けがあったからこそ、思い切り力を出せた。礼を言う」
「…こっちこそ サンキュな」

いつもイシュアを追いかけ回し、変態行為しかしていないカルニィフィの本来の力に正直驚いたゴーストは相手を見下ろしながら声を掛けると、カルニィフィは笑みを湛え、素直にゴーストに向かって礼を言い。
その様子に更に驚きつつも、ゴーストもまた礼を言い。

「ゴーストさんっカルニィフィさんっ!
あのっ!有難うございましたっ!
2人とも 凄くかっこよかったです!」

2人の元に駆け寄ってきたカシュアは、白い頬を赤らめ、まるで少女の様に愛らしく笑いながら頭を下げてから見上げ。

「あぁ……イシュア!!
ボクは君の為ならばどんな戦いでも厭わないよ!
やはり君程に愛らしい者はいないっ
さすが我が花嫁になる子だ…
今こそ誓いの口づけを……」
「ひぃぃぃっっ!!」
「させるかぁぁぁっっ!!!!」

そのイシュアの愛らしい笑顔に興奮したカルニィフィは、いきなりイシュアを抱きしめ頬に手を添えると、唐突に口付けをしようと顔を近づけ、あまりの恐怖から固まってしまったイシュアと、カルニィフィを思い切り殴るゴーストがいた……



ある プロンテラの一日…



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  • by 東雲
  • 2012/12/10(Mon)17:00
  • Edit
変態が全てを台無しにしている(爆)
こんばんわ、東雲です。ウェブ上なのでこちらに感想送ります~。
アレ? まさか友情芽生えた!? と思ったら、やっぱり最後は残念な変態性が出て対決しちゃいましたねww
一応、ゴーストはME打てる殴りHPさん設定なのでME打てますよ~。大丈夫です!
そして、迷惑だなんてとんでもない! 寧ろこっち貰ってばかりで月宮さんにご迷惑掛けてるんじゃないか……と思いつつ、頂きますv

東雲様

  • by 月宮
  • 2012/12/11 12:07
カルニィフィは外見も良ければ、かなりの実力者ですし、もてる筈なのに、変態が全てを台無しにしている子です(爆)
本人はいたって真面目なんですが、それが変態行為と気付かないという…
このまま友情が芽生えて、友でありながらも、恋のライバルってのでも良かったんですが、やっぱりカニは変態の方がやっぱり強かった…
何より、イシュアがカニに怯えるのはこの先も変わらず、そのイシュアを嫁にする為既成事実を作ろうとするカニの変態性も変わらないので、ゴースト事リジェクトは大変苦労する様な気がしてならない(汗)
ごめんね リジェクト…
本当は二人でMEを打つって方向で持って行こうかと思ったのですが、カニは正直MEしか打てないのと、実は凄い力を持ってるんだよ~ってのを ちょっと見せたかったので、こんな感じになってしまいました…済みません…
次 また二人が一緒に戦う時は、MEで共に戦ってる姿を書きたいなぁw

こちらこそ、いつもリクをしてしまって、頂いてばかりいるので、ご迷惑掛けてないかなぁと心配してますっ
頂いて貰えれば嬉しいですw
有難うございますw

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