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雪の華が咲く頃に

オンラインゲーム 『ラグナロクオンライン』の小説を書いています。 内容はBL系が多くなると思いますので、 ご理解頂けない方、嫌悪感がある方 などの拝見はお控下さいます様、 宜しくお願い申し上げます。 先に カテゴリ『初めに』をご覧になって下さい。

   

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レイジェルの日常

WSのレイジェルのいつもの日常的な独りごとでしょうか…
いつも のんびりと過ごしているオッサンで
人間ウォッチングが大好きです☆

某 クリエさんWSさんカップルを密かに出してしまった…
レイジェルはこの素敵カップルさんを眺めているのが好きな様です(笑)

完全に イクスがイシュアの為に材料を集めてツルギを作ったとの東雲さんの話から出来あがってしまった 製造のオッサンでした(爆)
勝手にネタにしてしまって済みません(汗)




露店をしている時間が一番好きだ。
多くの人間が目の前を行き交い
また 色んな商人系の奴らが露店を開き
それを見に来る人達も多い。

通路の片隅に腰を下ろして自分の露店を開き ざわめく通りを眺める。

おや?通路の向こう側で露店を開いているのは 時折見るクリエとWSのカップルじゃあないか。
これは 今日はいい場所に露店を開いたな。
あのカップルは正反対でいて 中々に見ていて面白い。
それに、結構いい物売ってたりするんだよな…
後で見に行ってみるか。


俺の露店は あんまり大した物は置いてない。
いくつかの属性武器や ドロップした大した金額にもならないカードだったりするが、製造WSが一人となると そうそう色んな場所にいけるもんじゃあ無い。
昔はPTを仲間達と組んで 色んな場所に行って荒稼ぎした時代もあったが、それも遠い昔だ。
今は のんびりしたこの生活も気に行っている。
何より オッサンは、若者みたいに動けないんだよ…

「おっ!おっちゃんみっけ!
なぁなぁ これ買い取ってくれない?」
「久しぶりだなぁ ウォレス
元気にしてたか?」

行き交う人を眺めていたら、いきなりちっこいハンターが若草色の髪を揺らして顔を覗かせてきた。
子供ハンターのウォレス。
結構前からの常連客で、人懐っこいこの子供は良くきてくれるお得意さんだ。

「え~と 星のかけらとミスティックフローズンと鋼鉄…オリ…
また随分持ってきたな?」
「へっへ~ 結構持ってきただろっ!」
「腕上げたな~
もしかして いい相方に恵まれたか?」
「…わ わかるかっ!?」

差し出された袋から出した物が、いつもより随分入っていて、得意げなウォレスに思い当たる事を言ってやれば、赤くなりながら嬉しそうに笑い。

「そりゃあなぁ おっちゃんには分かるさ
良かったな~ ウォレス。
今度そいつも連れて来いよ?
…っと コレ位でいいか?」
「おうっ 十分だぜっ
今度相方のにーちゃん連れてくっから楽しみにしててくれよ~」

頭を一回撫でてやってから、ゼニーが入った袋から金を出して渡してやると、満足そうにウォレスは受け取ってから、手を振りながら走ってゆき。
…今 にーちゃんって言ったよな…
そうか 女の子じゃなくて男か…
まぁ それもそれで幸せならいい事だ。

ウォレスを見送って、改めて露店に今買い取った物を並べていると、今度は長い影が俺に被さった。

「ん?おぅ イクスとシオンじゃねぇか
どうした?今日も武器製造か?」
「あぁ 材料集めてきたから 作ってくんねぇかな?」

顔を上げると、綺麗な顔立ちのハイプリーストのイクスと目つきと態度の悪いAXのシオンがいた。
こいつらもたまに来てくれる常連だ。

「あぁ じゃあ支援よろしくな?ここじゃあ邪魔になるから 城壁の外に行くか」

そうしてプロの城壁の人が居ない場所を選んで移動し、風ツルギの材料を貰ってから製造の準備をする。

「お前 前はファイヤーツルギだったよな?
恋人のシオンはAXだし、お前もつかわねぇし…誰にやるんだ?」
「…弟だよ…
もうすぐ誕生日なんだ」
「へぇ お前の弟か…いいにーちゃんだなっ
よしっ グロリアを宜しくな」
「あぁ…」

イクスのグロリアを聞きながら 俺はオリの金槌を振りかざし、ツルギを製造してゆく。
こいつのグロリアは絶品で、いつまでだって聞いていたくなる いい声だ。
まぁ、毎回 恋人のシオンがずげー顔して睨んでるけどな。

最後に俺の銘を焼き入れ 綺麗に拭いてからイクスに差し出してやる。

「これでどうだ?」
「あぁ サンキュな」
「精錬してぇ時には言ってくれ 安くしとくぜ?」
「そんときは宜しくな
時間取らせて済まなかった…」
「いや お客さんあっての俺だから気にしなくていい
また頼むぜ?」

露店を畳ませたのを気に病むイクスに笑顔で気にするなと言って、代金を貰う。

しかし このカップルもまたおもしろい…
見てて飽きないんだよな~

二人が帰ってからカートから弁当を取り出して空を見上げながら口にして、ぼんやりと過ごす。
今日も平和だ…

もう一度 冒険者として戦って、色んな場所を巡りたいってのもあるが、今更こんなオッサンをPTやギルドに入れてくれる所もないだろうしな…
なんせ 製造だから、一人は大変なんだよな…
昔の仲間も皆 それぞれ家庭を持って冒険者引退して、店持ったりとかお偉いさんになってたりするから、今更声かけられねぇし。

「はは らしくねぇな」

食べ終わった弁当をカートに直してから 思わず声を上げて笑ってしまう。

「独り身が長くてちょっとカップルに中てられたのかもな…
夜になったら双月とでも酒飲みにいくかな」

同じ独り身の男の事を思い出すと、思わず再び笑いながら再びプロの城壁を潜る。

さて この後は、あのカップルの露店を見てから ちょっと狩りにでも出かけようか…








そんな製造WSの ある日の日常…




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No Title

  • by もちきん
  • 2012/07/12(Thu)15:24
  • Edit
露店しているカップルは、もしかしてうちのですか!?
最近自分のところでも出番がないんでありがとうございますw
ちょっと哀愁漂うWSのオッサンいいですね(*´Д`)ハァハァ大変美味しそうです(ぇ

もちきん様

  • by 月宮
  • 2012/07/12 16:33
はっ!バレたっ!(当たり前ww)
私の大好きなサカキさんとハロくんカップルですw
レイジェルじゃないですが、ハロくん達のいちゃつきぶりには癒されます♪
哀愁漂うオッサンの登場です☆
どうぞ 美味しく頂いて下さいw熨斗つけて捧げますww(マテw

No Title

  • by 東雲
  • 2012/07/12(Thu)20:33
  • Edit
作る気、というか設定考えるの面倒だったイクスが武器製作を委託してるWSさん有難うございます!
そうか、おっさんだったのか(爆)
製作支援でグロリア歌うイクスの横で凄い睨んでるシオンに笑わせて貰いました。この二人が恋人じゃなく夫婦だって知ったらどんな反応するんだろうか!? と一人盛り上がりました。ご馳走様ですv

東雲様

  • by 月宮
  • 2012/07/14 09:00
勝手に武器製造をしてくれるキャラ作ってしまって済みません^^;
なんか、下手に若いのより おっさんがいいかな~とか…
イクスが気軽におやっさん とか言って、親し気に話をしたり、武器頼んだり出来るオヤジがいれば面白いかな~と生まれてくれたので、これからちょこちょこ出てくるかもですw
何かの戦いの時に、斧を振りかざして、マッチョなWSなおっさんが助っ人に入るとか良くないかな~ とか、勝手に想像してたりします(笑)
そうか…恋人とか認識しても、夫婦とか思ってないから 知ったらショックエモだしそうだ(爆)

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